涙雨。

2004年7月26日
とは良く言ったもので、
キャンプから帰った私たちに届いた訃報。
 
熱海の祖母の死。
 
 
もう、ずっと病院にいて、
父(子)も私たち(孫)も
全然分からなくなっていた。
 
そんなこと理由になんてならないけど、
お見舞いに行く足も遠のいていた。
 
遠からず来るだろう祖母の死。
 
お見舞いに行かず、
行っとけば良かったと後悔するだろうと
分かっていたのに、行かなかった。
 
そして後悔している。
 
 
祖母は壱にしか会っていない。
 
弐や参が生まれた時には、
祖母は祖母であって祖母でなかった。
 
壱を連れていったとき、
愛しそうに壱を撫でながら、
「泣くんじゃないよ。
いい子にしてるんだよ。
お母さんを困らせちゃ駄目よ。」
と。
 

そんなこと言ってくれたのは祖母が始めてだった。
 
当時、壱は5、6か月だったと思う。

「泣くのが子供の仕事だから。」
「いっぱい泣きなさい。
子供は泣くもんなの。」
 
だけど、新米母さんは
赤ちゃんに泣かれると困ってしまう。
 
ハラハラ、おろおろ。
 
 
始めて、子供じゃなく私の味方になってくれた言葉だった。
 
 
 
昨日、おとといのキャンプの疲れと
1日中降り続く雨で、
3兄弟とも外で遊びたいとも言わず、
ごろごろとテレビを見ている。
 
おかげで私も1日、雨を見て過ごせた。
 

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